キミとひとつになれたら
悪いと思って、最初は断ったんだけど……。
どうしてももらってほしい、との事で結局携帯をもらってしまった。
携帯を持ってから、四ノ宮くんはよくメールをくれる。
今までメールなんてした事なかったから、最初は戸惑ったけど、慣れてくるとわりと楽しかった。
「ただいま……」
この日は、真っ直ぐ自分の家に帰った。
帰りたくないけど、毎日毎日四ノ宮くんの家にはお邪魔できないから……。
靴を脱いで部屋に行こうとしたら、
「小春」
リビングから、兄が出てきた。