キミとひとつになれたら




「お前……来いよ」



無理矢理、腕を引っ張られてリビングへ連れ込まれた。


張り詰めた空気が漂い、とても居心地が悪かった。





「今日は……イラついてんだよ…!!」



勢いよく頬を叩かれ、その場に尻もちをついた。





「大学の課題は量が多いし……新条の野郎、機嫌が悪いからって俺に八つ当たりしてくるし…マジ最悪っ」



それは……こっちのセリフだ。





「どいつもこいつも、ムカつくんだよ……!!」



理不尽な理由で、私は殴られた。




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