キミとひとつになれたら





「ねぇ、小春ちゃん。ここと家、どっちの生活が好き?」




静かなリビングで、アイスを食べてると唐突な質問をされた。





「えっと……」


「やっぱ……家が恋しいの?」


「…私は……」




どうして急に、そんな事を聞くの?


やっぱ……私がここにいるの…迷惑、か……。






「勘違いしないでね」


「え……」


「最近の小春ちゃん、元気なかったから。家が恋しくなったのかなって」



普通にしてるつもりだったのに。




< 149 / 420 >

この作品をシェア

pagetop