キミとひとつになれたら





「本当に可愛い。食べてしまいたいくらい……」



四ノ宮くんの手がスカートの中に進入してきた。





「ちょっ……」



こればっかりはさすがに嫌だ。


拒絶しようと、手をふり払おうとした。






―ピンポーン




訪問者を告げるチャイムが突然鳴った。






「チッ…。誰だよ……」


「……」




手が離れて、ホッとした。





「悪いけど、ちょっと待ってて」



不機嫌そうな顔をして、彼は玄関へ。




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