キミとひとつになれたら
「真っ赤になっちゃって。いつまで経っても初々しいなぁ」
ヘラヘラと笑う彼に、怒りが込み上げる。
「照れなくていいよ?僕と小春ちゃんの仲だよ?」
殺意が湧く。
今、自由の身になったら、私は彼を殺すかもしれない。
何でもっと早く、離れなかったんだろう?
いや。
無駄だ。
離れようとしたところで、彼が私を離すとは思えない。
「どんな姿も、可愛い。愛してるよ、小春ちゃん」
くたばってしまえ。
もう…地獄にでも堕ちてしまえ。