ホンキの恋 【ヒミツの恋続編】
そんなまどかを見ていたら…





無意識にキスをしていた…




背中に回してた俺の腕に手を添えられて、我にかえり慌ててまどかから離れた。




「いきなりして、悪ぃ……」





一瞬だけど理性ブッ飛んじまってた。





俯いたまま何も言わないまどかに更に慌ててしまう。




「本当悪かった…。泣いてるのにこんな事して…。」




『ど…して謝るの?』





キュッと俺の制服の袖を掴む。





「…まどか?」





声をかけるとゆっくりと顔をあげて俺を見上げた。





赤く染まった頬に、まだ潤んだ目は、上目使いで俺を見ていて…





そんなまどかに胸がドクドクと音を立てる。


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