キミのおかげ。
生きている
目をあけると、真っ白い天井。
嗅いだことのない匂いがする部屋。
そもそも私が生きている。
服も男物のスウェット。
頭がもうろうとしてわからない。
「ここは何処?」
私はつぶやいた。
その声が誰かに聞こえだのだろう。
足音が近づいてくる。
でも何故か動こうと思わなかった。
安心を久々に感じた気がするから。
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