【短】俺とあの人~狼の恋~
あの人がいないことはわかってる。


だけど、どうしてもあの場所に行きたかった。




あの人に恋をした図書室に…。






誰もいない図書室のドアを開けた。


しばらく来ていなかったけど、ここは何も変わってないな…。



俺は古びた本に触れながら歩いた。



そして、俺の指定席へ…















そこにはいるはずがないと思っていたあの人がいた。




俺が好きで好きでたまらないあの人。








やっぱり先生として見ることが出来なかった



『あの人』が…。



















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