「近未来少年少女」

┗Ｍとの再会

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐



俺はその後、真っ直ぐ家には帰らず街を少しだけ見て回る事にした。どうせ家に帰っても眠れないし、すっかり目が冴えてしまった。


三番街は食品の街。レストランやスーパーが沢山並んでいる。街灯や明かりは付いてるけど人は少なかった。

まぁ、こんな夜中に飯食う奴なんてあんまり居ないか。


そのまま歩いて二番街に入った。

二番街も食品の街だけど、三番街に比べて華やかじゃない。街灯は薄暗いし店も古くさい。


でも俺はこっちの街並みの方が好きだな。

なんでだろう、多分俺が住んでいた町に雰囲気が似てるからかな？俺はなんとなく気になって、二番街を調べてみる事にした。


大きな建物に隠れてしまってる場所や見逃してしまいそうな小さな店も隅々まで見て回った。

もし出口があるなら人目につかない所に隠されてあると思ったから。……………っていっても何の手掛かりもないんだけど。