いつまでも
胸が締め付けられるように痛くて、苦しい。

辛くて辛くて、消えてしまいたかった。


こういう時に泣けたらな、と思う。
すべて涙で流せたら、どれほど楽になれるだろう。

でも私は、恋愛で泣いたことがない。


もういっそこのまま寝てしまおうかと思い目をつぶってみたが、案の定眠れなかった。


その時私はふと、愛理のことを思い出した。


傷つくから、もうやめた方がいい。


あの日突然そう言った愛理は、もしかしたら。


私はスマートフォンを手を取り、電話帳を開く。
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