いつまでも
ベッドから起き上がり、カーテンを開けて窓の外を見る。

やっぱりまた雪が降っていた。


明日、電車やバスが遅れないといいけど。

そんなことを思いながら時計を見ると、もう0時近かった。


もう一度ベッドに寝転がる。


私の春からの恋は、思いを伝えることなく終わってしまった。


先輩。

目を閉じて、笑顔をそっと思い出す。
初めて見た、あの嬉しそうな表情。


大好きでした。
今も、ずっと大好きです。
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