ただそれだけ
ライバル
悠斗と付き合いはじめてから数週間がたった。

「きょう転校生がくるんだって!」

そう教えてくれたのは親友の綾場優衣。

「ふーん」
「それがね、ものすっごーい美人!」

「悠斗!」

悠斗の名前を呼んで飛び込んできた美少女は悠斗に駆け寄った。

「私ね!また、ここで暮らすことになったの!」

「彩佳っ!」

そう言って悠斗は彩佳を抱き締めた。

「悠斗!会いたかった!!」
「俺もだ!」

みんなには、私達が付き合ってることはいってない。
だから、安心だけど………


きっと…悠斗は私の存在に気付いてない。

私は誰にも気付かれないように教室をでた。

「佐奈ちゃんはさー、悠斗のこと好きなの?」

「えっ!?誰?」
「ごめんごめん。俺、一条理。悠斗の幼馴染み。」

一条理くん。目は鋭すぎない切れ目、髪は少し茶色っぽい。かっこいい方だな。
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