今を生きるから

恋なんてしたこともない私が
『彼氏ほしー』
って言うたびに、お姉ちゃんに
『癒夜がいる』
って言われても、まったくシックリこなかった。

でも、夏休み最後の日。
ショップ定員が癒夜を狙っている。
て気付いて、凄く切なくて、嫌で・・・

このもどかしい気持ちは、どうすればいいの?

「ゆーうーはー?」
「わっ!なに!?」
「なにが『なに!?』だよ(笑)ボーっとしちゃってー」
「りく、癒羽葉がボーっとしてるのはいつものことだよ。」
「・・・(´・ω・`)」
「・・・(´・ω・`)」
「・・・(´・ω・`)」
「・・・え?」

三人が同じ顔して見つめてくるから吃驚した。

「なに・・・か言った??」
「今日の癒羽葉おかしーよー?」
「癒羽葉が壊れたー!!!!」
「おかーさあーんっ!」
「・・・は?」
「癒羽葉!どうした!なやみか!?」
「わかった!恋だな!?恋の悩みなんだなぁああ」
「恋か!恋なのか!?」
「うわぁん。おかーさんそんな子に育てた覚えはないわぁああ」

喧しい奴らだな(*´Д`)=з

「癒羽葉がつっこまないよおおお」
「やっぱり恋だぁぁっぁぁぁぁぁ」

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