遠くの恋人より近くの後輩【壁ドン企画】
一歩後ろに下がると一歩前に出てくる
後ろはもう壁
とうとう逃げ場を失ってしまった。
「嫌なら力ずくでも逃げてみてください」
その力には叶わない。
両手を取られ 壁に押し付けられ
抵抗できなくなってしまった。
「何で逃げたんですか?
訳を言ってください」
「見てはいけないものを見たから」
「答えになってません!
オレ 自惚れていいですか?
オレと沢ちゃんとのことを
誤解したから逃げた
オレのことを好きだから…って」
何も言い返せない。
「さっきのは急に
バランスを崩した沢ちゃんを助けただけ
話は彼氏のこと…
ちなみに彼氏はオレの後輩
うん?他に聞きたいことは?」
近い!
もうあたしと伊吹の距離
数センチ。
そして
とうとう唇が重なったのだった。


