流星×零姫―黒龍の寵愛姫―





「えっと、コンビニで

痴漢から救ってくれたの。」




日向はその言葉を聞いて、笑顔がなくなった。




「なに、それ笑えねぇ。」




口調も、表情も、いつもとは変わっている。


なんか、後ろには黒いオーラが感じられる。




「陽菜、来て。」




日向は陽菜さんを引っ張って、奥にある部屋の中に入っていった。


陽菜さんは、驚いているようだった。


あの部屋で一体、何するんだろう・・・二人って、仲いいわね。




「紗綾、学校は?」



「・・・皆に会いたくて、サボった。」




私はそう言って、いつものように当麻の横の席に座った。




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