流星×零姫―黒龍の寵愛姫―
「おい、紗綾。」
当麻に名前を呼ばれたので、当麻の方を見ると当麻は女の人たちに囲まれていた。
当麻はカッコイイし、女の人たちにモテるのよねやっぱり。
ズキッ
何だろう、胸が痛い。
なにかの病気ってわけじゃないだろうし、気にしないでおきましょ。
「なにかしら?」
「海、行くぞ。」
当麻はそう言うけど、気が進まない・・・今も十分に楽しそうじゃないの。
「・・・・ご勝手に。
そちらの人と行ったら、どう?」
笑顔を無理やり作って、陽菜ちゃんのもとに向かった。
嫌味みたいなことを言ってしまったかもしれない、いや・・・みたいじゃなくてきっと嫌味だったわ。