流星×零姫―黒龍の寵愛姫―






「おい、紗綾。」




当麻に名前を呼ばれたので、当麻の方を見ると当麻は女の人たちに囲まれていた。



当麻はカッコイイし、女の人たちにモテるのよねやっぱり。



ズキッ


何だろう、胸が痛い。



なにかの病気ってわけじゃないだろうし、気にしないでおきましょ。




「なにかしら?」



「海、行くぞ。」



当麻はそう言うけど、気が進まない・・・今も十分に楽しそうじゃないの。



「・・・・ご勝手に。

そちらの人と行ったら、どう?」




笑顔を無理やり作って、陽菜ちゃんのもとに向かった。



嫌味みたいなことを言ってしまったかもしれない、いや・・・みたいじゃなくてきっと嫌味だったわ。






< 132 / 298 >

この作品をシェア

pagetop