流星×零姫―黒龍の寵愛姫―
一人の男の人と目があった。
その人は私と目がうと、驚いたようにでも笑いながら私のもとに来た。
「あんたが、噂の姫か~
俺は、栄って言うんや、よろしくな~。」
「よろしくね。」
人懐っこそうな人だわ。
なんとなく、日向と似ている。
「俺は、仁。」
「俺は、佑。」
ほかの二人も私のもとに来て、自己紹介をした。
二人の顔は、ソックリ・・・双子なんだ。
「よろしく。」
私は、それだけを言うと当麻の横に座った。
相変わらず、私たちのあいだには人が一人座れるくらいのスペースがある。