眼鏡男子に恋しちゃった♡ 完
「クス。動揺しても無駄。私のこと、あの人の頃から諦めているくせに。無理しちゃって」
「・・・ごめん」
「もう!わかりやすすぎ!早く、その子、自分のものにしないと逃げられちゃうよ?なんたって――」
「ああ!!もう分かったから!!!ったく、変なことには鋭いんだから」
「うっさい!!変なとこは余計!!私は鋭いもん!!」
「クス。自分の事になると鈍感になるくせに」
「何か言った!?」
「いーえ?別に?」
「バリバリ聞こえてますよ!!」
「聞こえるように言ったんだから聞こえなかったらババアだよ」
「あ”?」
「・・・てかさ、歩雨の好きな人って・・がり勉君?」
「・・・宮藤君って言って!!フンだ!!」
「クス。お前なら大丈夫だよ。昔と違うんだから。(まぁ、もうソイツは落ちてるだろうな)振られたら慰めてあげるよ」
「いらなーい!!慰めなら、沙月ちゃんにやってもらうし!!」
「へぇ?優しい幼馴染がせっかくやってあげるというのに?」
「あ”?誰が優しい幼馴染!?どこにいるのかな~そんな人。あ、キャプテンみたいな人だったらいいけどね~?」
「此処にいるだろ!!てか、そんなこと言ってると、逃げられるぞ?」
「余計なお世話!」