眼鏡男子に恋しちゃった♡ 完
「・・駿、全部私のせい。あれは・・・」
「言わなくていい」
遮って言った駿は、怒っている感じだった。
「歩雨は、全部自分のせいにしてる。あれは、俺が信じなかったから。それに・・気づけなかったから..」
違う・・。
違うのに・・。
「・・だから、歩雨のせいじゃない。」
・・私が、・・素直になれなかったから悪いんだ。
「・・でも、駿には感謝してる」
「え?」
「駿と付き合った事がきっかけで、私・・変われたから・・素直になれたから・・」
「・・・そっか。それなら・・いいよ。歩雨の役に立ったなら。」
「・・もう一度言うね。・・・幸せに出来なくてごめん。私には駿を幸せにはこれからも多分出来ない。・・だから、私を忘れてなくても忘れてもいいから。駿には・・きっと私より幸せにしてくれる人がいる。・・信じてるよ。そして、・・・・ありがとう」
そう言って、ファミレスを出た。
お金も置いてね。
ファミレスを出るとき・・涙を流す駿が見えた・・のは気のせいだ。