※俺様甘々ご主人様にご注意下さい。
「七尾さま。朝食を持って参りました。」
「そこ置いて早く出てって。」
「え……」
それだけ?
お礼とか……
メイドだから、そんなこと望むのすらおかしいのかな……。
「何ボーッとしてんの。
早くしろよ。」
「えっ……ハイ……。」
近くのテーブルに朝食を並べ、
ドアの前に再び立ち、七尾くんの方を振り返る。
「ハー……今度は何。」
「七尾くんは……他のメイドさんたちにもそんな態度なんですか?」
七尾くんはテレビに向けていた目を私に向けた。
「だったら何。
文句でもあるわけ?」
「…………。」