君とふたり暮らし。

④潤 ――エッチ。

 ホントは終電の時間が迫ってることわかってた。でもなんか帰りたくなかったんだ。電車がなくなれば、まだ一緒にいれるかもって思って、わざと気が付かなかった。最悪、誰かに迎えに来てもらえばいいって思ったし。そして、思惑通りというか、芦田くんの部屋に来ることに成功。でも生理中だし、やっぱり来なきゃ良かったかな。色々面倒臭いじゃん?シャワーも借りたけど、化粧水とかそうゆうのないし。下着はさっき買ったけど。でもまさか芦田くんから買わなきゃって言われると思ってなかったから、びっくりしたよ。こうゆうの慣れてるのかな?パジャマは芦田くんのを借りた。芦田くんは細い方だけど、やっぱりブカブカだね。顔にはたまたま鞄に入ってたベビーローションを塗った。超乾燥肌だからね、何も塗らないよりはマシでしょ。
 てゆうか、お風呂場から出てきたら部屋の電気消えてた。テレビとコンポの明かりだけ。何?そうゆうこと?いやいや、生理中なんだから、それはないでしょ。
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