【短】MISTAKE♡LOVE!



私が次の言葉を紡ごうとしたその時

ここにいないはずの吉瀬君が

なぜかここにいて

私はグイッと片腕で引き寄せられ

後ろから抱き締められた



「きっ、吉瀬君っ!?」


「悪ぃ、蒔田。こいつ借りる」


「相変わらずワイルドだね~吉瀬は

あ、それか嫉妬とか~?」


「だーまーれ。……行くぞ、莉子」


「ちょっ、行くってどこに…!」



……………って、え?


いま吉瀬君、私のこと

下の名前で莉子……って呼んだ…?


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