【長】野球ボール
急に座り込んだあたしに、一輝とソウソウが驚いた声をあげた。


「どした!?」


「大丈夫?」


「……腰抜けたあー。あはは」


『はあぁ!?』


二人が綺麗に声を揃えた。


そして……


「ぶっ…ははは!!」


「だっせー」


バカにされたけど、流石にこの状態じゃ恥ずかしくて怒る気にもならない。




「……ほら」


「ふぇ?」


「そんなマヌケな声出すなって。ほーら」


目の前を一輝の右手がヒラヒラ舞う。


「……ありがと」


一輝に支えられて、あたしは立ち上がることがなんとかできた。
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