【完】純白の花に、口づけを。
「和架」
「なに、瑞希」
「姉ちゃんは優しいから。和架のこと、ちゃんと心配してる」
不器用なだけで、瑞希も心配してくれてる。
それはちゃんとわかっていた。
「わかってる」
千花がいてくれたら、俺はなんでも出来る気がするから。
「和架、瑞希。行きましょう」
病室を聞いて戻ってきた千花が、再び俺らと手を繋ぐ。
その手を握り返して、俺らは病室に向かった。
──残酷な真実を確認するために。