【完】純白の花に、口づけを。
……千花の、元彼だから。
それだけで、別に他の奴らが恐るほど怖ぇわけでもねーし。
『前からさ、和架の親に会ってみたいなって思ってたんだよね。和架を言いくるめられる人っぽいし』
言いくるめられるっつーか、俺が素直に千花の言うことに従ってるだけだけどな。
「また今度な。瑞希に言っとく」
『りょーかい。待ってる』
電話を切って時間を確認すれば、8時。
「そろそろ行くか」
パソコンを閉じて、部屋を出た。