2本前の、小さな恋。






ただ、電車が一緒なだけで。


私と彼に接点なんてあるわけがない。


……彼は、私の存在すら知らないのだから。




今の私、かなりキモいかも。


そんなことを思いつつも、自然と見てしまう。


音楽に夢中な彼は、視線に気づいてもない。




唯一分かることと言えば、


高校の名前とサッカー部ってことだけ。









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