黄昏色のパレット
第一章

始まりの日の黄昏



小さい頃から絵を描くことが好きだった。



授業を受けるくらいなら絵を描いている方がいい。


友達と遊ぶくらいなら絵を描いてる方がいい。



何をすることよりも絵を描くことが好きだった。


絵を描くこと以外の時間は全て無駄な時間だと思っていた。



物心がついたときからもうずっとそんな感じだ。




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