恋愛喫茶~大人の恋の在り方~
「そりゃあ、そうなるために必死に愛美にアピールしてたからな。ってか、お前は…どうなの?
結花ちゃんの事…好きなんだろ?」
「……。」
黙り込むオーナー
それを見て
「お前…まさか、また杏奈さんを忘れられないとか言うんじゃねぇ~よな?」
不安そうに訊ねてきた。
「義姉さんの事は、もう割り切れてるよ!ただ…彼女は、まだ子供だ」
「はぁっ?
子供って結花ちゃん…確かハタチだろ!?もう大人じゃないか」
何を言ってんだ?と言う顔をする太一。
「…でも、まだ学生だ。
学生である以上…社会人としてのモラルに反する」
「…お前…変な所でくそ真面目だよな?
いや…元々くそ真面目な性格してるけどさ」
呆れらたように言われる。
(そうなんだよな…だからなかなか一歩が踏み出せない)
「今時…モラルが、どうとか言ってたら他の男に取られちゃうぞ?
結花ちゃん可愛いから狙ってる男とか居るんじゃねーの?」
その言葉に揉めていた『大輝』と言う男性を思い出すオーナー。
あれは、間違いなく元カレだろう。
そして、こっそり会っていた…