恋愛喫茶~大人の恋の在り方~

「半分は、俺の手料理が目的だろ?」

『そうとも言う』
口を揃えて言う杏奈と太一。

「フフッ…」
何だか可笑しくなる結花。

理由がどうあれ皆に温かくお祝いされる事に幸せを感じる。

なんて素敵な人達なんだろうか…。

そうしたら奥の方から赤ちゃんの泣き声がする。

「あ、どうやら起きちゃったみたいだね?」

「あ、本当だ!?」
慌てて奥にあるリビングの方に行く。

奥には、布団で寝ている2人の赤ちゃんが居た。

「よしよし…ごめん、ごめん。
おぶってやれなくて」
そう言いながらあやすオーナー。

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