恋愛喫茶~大人の恋の在り方~

「えぇっ!?」
意味が分からない結花。

よく見てると太一夫婦、瀬良家、そして両親まで揃っていた。

「皆…どうして…?」

「今日は、結花の誕生日だから皆で祝おうとして来てくれたんだよ!」
そう言ってくれるオーナー。

「あ、そう言えば…!?」
忙しくて自分の誕生日すら忘れてたわ。

「サプライズパーティーなんて楽しくていいわねぇ~」
母親もご満悦になっている。

「皆…ありがとうございます」
私は、凄く嬉しくなった。

まさか、こんなにたくさんの人に誕生日をお祝いされるなんて…

「本当は、家族でやろうとしたんだけど…太一と義姉さんが皆でやりたいと言い出してさ」

「ちょっと雅樹。
それじゃあ、私達がお邪魔虫みたいじゃない!?」

「そうだ、そうだ。
俺らは…厚意でやっているだけなんだぞ!」

< 214 / 220 >

この作品をシェア

pagetop