一冊の手紙Ⅱ


「いや、ホントに大丈夫なので。じゃあ、失礼します」

私は逃げるように、優衣の手を引いてテニスコートから離れた。



「あの先輩、かっこよかったね」

学校から、かなり離れたところで優衣がそう言い始めた。


「確かにかっこ良かったけど、タイプじゃないな」
「そうだよね~彩葉は、光輝くん一途だもんね~」

「えっ‼?」

優衣に急にそう言われて驚いた。


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