京都タワーで恋をして。
「ほんで?お礼って何してくれるん?」
彼は今朝の意地悪い笑顔で
私の顔を覗き込みながら聞いてきた。
ちょっ、近い近い!
私はあまりの至近距離に
即座に彼から離れた。
「そんな避けんでもええやーん」
イタズラが成功したように笑う彼をキッと睨んだ。
「ごはんご馳走するだけやから!はよ行くで!」
私はそう言って、ズンズンと歩き出した。
チラッと後ろを振り返ると、
面白おかしく笑いながらも
一応は私の後についてきていた。