君の気持ちが知りたくて。
オリエンテーション


あれから数日経ち
オリエンテーションの係りや
スケジュールが決まり
今日がその当日

自由時間で海に入れるってことで
女の子達は水着に気合いを入れてる
ことだろう もちろん私達も

「やっぱさ〜ピンクのがよかったかな?
ねぇめいりどー思う?」


当日になってまで水着の心配をする栞奈
祐兄もいるからって
気合い入れてるらしい 栞奈らしいけどっ

「結局さぁ?めいりはどれにしたの?」

なかなか都合が合わなかった
私達は水着の買い物は別で行ったから
お互いの水着まだ見てないんだよね

「見てからのお楽しみ〜」

「ぇ〜なんで〜見せてよ!」

「やだねぇ〜 」

ふざけていたらバスが来て
クラスが別な私達は別々のバスに乗った

私は1組で3組と同席
栞奈は2組だから4組の愛くんと一緒

で、3組にはマキがいる
だから行きは一緒なんだよね...

『準備できた奴から順に乗れ〜』

私は同じクラスにも3組にも
仲良い子がいない
だからどうしよっかなぁ
まあ1人の方が変に気使わなくて
楽だからいいんだけどね

バスに乗ると私は後ろから2番目の
窓際の席に座った
順番に座って行き
みんな友達同士で固まってるから
当然私の隣は空席

マキのファンの子は
わざと隣を空席にしてる子もいる

けどマキは見向きもせず
1番後ろの窓際に座った
けど1番はシートが繋がってて
数人座れるからマキのファンは
1番後ろに集まってきた

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