褐色のあなたに水色のキミ
友達や、家族からも『綺麗になった』『かわいくなった』と言われ、自分に自信が持てるようになった。山田さんも『かわいい』と言ってくれてたのに…。


ウソ、やったん?私への愛は、すべてウソやったん?


それか…恋愛経験がない私に飽きた?山田さんしか知らない私とのセックスに満足できてなかったん?


私はすぐに、山田さんとの連絡を絶った。あまりにもショックで、なんの話し合いもせず。


所詮、ナンパから始まった恋。お互いの家も、職場も知らない。連絡を拒否すれば、簡単に終わらせることができた。


それから私は、まともな恋愛をできなくなった。また、捨てられる…それが怖くて…。
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