褐色のあなたに水色のキミ
15時になり、ティータイムの時間になった。いつもは朝、ビルの裏口から入り、自販機でティーソーダを買うのだが、今日は遅刻しそうになり、買いそびれた。


めんどくさい…と思いながら、会社のある7階から、エレベーターで1階に降りた。


ドアが開き、エレベーターを待っていた男性と、目が合った…。


抹茶色のポロシャツに、外回りのせいか、日に焼けた肌…。外は、茹だるような暑さなのに、爽やかさを身に纏っている。


飲料類のダンボールを台車に積みこんでエレベーターを待っていた。もしかしたら、と思った。


私が、軽く会釈をしてエレベーターを降りると、男性が台車を押して乗りこんだ。その後ろ姿をチラ見した。


たしかに、イケメンやと思った。




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