褐色のあなたに水色のキミ
アッシュゴールド
7階でエレベーターを降り、自分のデスクに戻った。ティーソーダを飲みながらケータイ小説を読みあさる。


ジャンルは、オフィスラブ。イケメン上司に束縛されたり、年下部下とイイ感じになったり…。現実にありそうでない、ドキドキ感がいいんよね。


『通勤電車で見かける気になる彼が、ある朝、たまたま近くに来た。やっぱり、近くで見ると素敵…。満員電車に揺られ、時々触れる、手。これは、偶然?それとも…』


うんうん。このシュチュエーション、大好物やわ。自然に緩む頬を、ティーソーダを飲むことでごまかした。


そして、ティータイムの30分は、あっという間に過ぎていった…。
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