続・幼なじみは、俺様KING!? -side王河-【完】
心の中でつぶやきながら、乃愛の手をつかんで引っ張る。


「乃愛。
こっちへこい」


その瞬間……。


「ひゅ~♪」


キレイな高い音の口笛が響いて、その場にいた男たちから、一斉に拍手をされた。


「……は?」


歩きだそうとしていた足が、思わず止まった。


なんだよ、この拍手。


どういう意味だよ?


怪訝な顔を男たちに向ける。


すると、その中の一人が、親指をグッと突き出した。


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