続・幼なじみは、俺様KING!? -side王河-【完】
「……野々宮、か」


お前が俺になんの用だよ?


そんな気持ちを隠すことなく声色に乗せる。


「そう、野々宮。
この番号、カズに聞いた」


「そっか」


乃愛経由じゃなくて、カズ経由か。


「で?
用件は?」


イスから立ち上がり、ベッドにごろんと横になりながら、端的に聞く。


「……ったく、アンタ。
驚くほどそっけないね。
乃愛以外の人間には」
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