続・幼なじみは、俺様KING!? -side王河-【完】
そんなことを考えていると、


「だからこそ、気になったんだと思う」


というカズの言葉が引っかかった。


再びカズに視線を戻して尋ねる。


「……なにが?」


「『そんなに好きなんだ?
あの子のこと』
この質問に、王河がどう答えるか」


「……え?」


「うらやましい反面、テレビ見てて、ちょっと気になったから」


立ち上がりながらそう言って、カズはおしりについた埃をパンパンと手で叩いて払った。



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