続・幼なじみは、俺様KING!? -side王河-【完】
ムッとふくれっ面をした瞬間、建物の外に出た。


もわっと……すべてがぐにゃりと歪むような熱気。


「暑っ……」


やばい、めまいがする。


俺、暑いの、ホント、苦手なんだよな。


特に昼間は、ギラギラ感がハンパねぇし。


体をくるっと回転させて、建物の中に避難する。


そして、カズの背中に向かって呼びかけた。


「カズっ。
悪いけど、タクシーつかまえてきてくんねぇ?」

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