続・幼なじみは、俺様KING!? -side王河-【完】
でも、それも、時間にすればわずかの間で。


すぐに自分を取り戻した俺は、カズの腕を振り払った。


「離せ。
つか、俺になんの用だよ」


さっきの、缶コーヒーを投げ返した件なら、謝るつもりはさらさらない。


もしそれが気に入らなくて、ケンカをふっかけようとしてんなら……。


受けてたつけど?


そんな気持ちを込めて、カズの瞳を睨み返した。


するとカズは、俺から視線を外して、廊下の先にある自販機を指さした。

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