続・幼なじみは、俺様KING!? -side王河-【完】
「悪い。
さっきの、おわびさせて」


「……は?」


なに? コイツ。


不思議ちゃん?


カズの言ってることが、よくわからない。


でも、前を歩くカズの背中からは、前ほどイヤなヤツオーラを感じなかった。


それに、『悪い』と謝ったヤツに対して、いつまでも怒っているほどコドモでもない。


だから俺は、カズの話を聞くため、自販機に足を向けた。

< 9 / 378 >

この作品をシェア

pagetop