届くはずのない想い【改訂版完結】
「碧海が颯汰を見てるー」



後ろで、そんな会話が聞こえてきたけど、わたしは珍しく否定しなかった。


今は、ただ“好き”だから、颯汰を見ているだけ。


浴衣を着て、少し可愛くしたわたしを見てほしい。


少しでいいから、颯汰の目にわたしが映っていてほしい。
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