君へ~命を通して~
失いゆくもの
次の日も、その次の日も、優菜は学校終わりに来てくれた。その次の日もずっと。いつの間にか紙とペンでの会話も増えてきた。でも優菜は日に日にやつれて、笑顔も少なくなり、何があったのか聞いても流されるだけになった。
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