手の届かないキミと


「普通に、いないのわかるから。」

そう言ってくれる村山くんが、太陽のかげでまぶしく見えた。


ハルくん…私に気づいてくれなかった……?

どうしてって思ったときに、

私、自惚れてたんだって思った。


勘違い…してた。


「なに固まってるの。早く行こうよ!」

誰にでも分け隔てなくて、優しい村山くん。


「ごめんね、それと、ありがとう」


「どういたしまして。」

ニコっと笑う村山くんには、海は似合わないなって

なぜか、そのとき思った。

村山くんには、山のほうが似合うよ…。


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