手の届かないキミと


きょとんとした顔をしていると、小さくため息をついた村山くんが観念したように言った。


「髪がふわふわで、古畑がお姫さまに見えるよ」

少しだけ顔を赤らめた村山くん。

そんな彼に近くにいた男子から冷やかしの声があがる。


髪がふわふわ…?

三つ編みしてたから、ほどけば髪はウェーブがかっている。


「あ、ちょっと待って」

「わっ」

黒岩さんが、今度は私の前髪をいじりだした。

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