1年恋愛
翌日の放課後


「やっぱいますよねぇ~…」

「うん…体育館だからね…」

ダンダンッ・・キュッ・・・

バスケ部だ。

だが他の部員は黄色い悲鳴。

「やばぁ!優太先輩かっこいいっ!」
「陽先輩もかっこいいよ~!!」
「ねえ、莉佳のお兄ちゃんって陽先輩だよねぇ?!紹介してよ~!」

「だめ。お兄ちゃん好きな人いるから。」

「「「「えぇ?!誰?!」」」」

「教えるわけないでしょ!」

「「「「えぇ~・・・」」」」


「優太~ちょっと来て~」

デリカシーないけど練習中の優太に声をかける。
・・・おっ、こっち気付いた。

「神崎。どしたの?」

「うん。実は今日から体育館吹部の使うことになったんだけど、音とかうるさいかもしれないから、それを先に伝えておこうと思って。」

「あぁ!大丈夫だよっ!わざわざごめんなっ!じゃっ!」

そう言って太陽のような笑顔を私の脳裏に残して帰っていった。


(あんな笑顔・・・モテるに決まってんじゃん・・・)


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