愛してる人 ~Only you~
とおおおおおおー
スポッ
「よっと。あぶねー」
誰かに受け止められた感覚とともに、甘いにおいが私を包みこんだ。
「おーい。大丈夫か?」
ぱっと目を開くと、そこには美しすぎる顔が目の前に・・・
「ぎゃあああああああああああああ!!」
「うわああ!」
私があまりに大きな声で叫んだから、二人一緒に道の上にこけてしまった。
「あ、あ、あ・・・」
「いてて・・・なんだよお前。助けてやったのに人の顔見た途端、叫びやがって」
怒っている彼を見ながら、ふとあることに気付いた。
「ぉ、おんなじ学校・・・」
「ああ``」
明らかに怒っている彼は私をギロリと睨んだ。
私が今知っている彼の情報は
おんなじ学校だということ。
そこらへんの芸能人よりも整っている顔=イケメン。
イケメン・・・イケメン
「・・・ごめんなさい・・・ごめんなさい!!」
無理だ、まだ無理だ。
やっぱり、無理。
私は手の震えを抑えながら、家まで走って帰った。