愛してる人 ~Only you~


とおおおおおおー


スポッ


「よっと。あぶねー」


誰かに受け止められた感覚とともに、甘いにおいが私を包みこんだ。


「おーい。大丈夫か?」


ぱっと目を開くと、そこには美しすぎる顔が目の前に・・・


「ぎゃあああああああああああああ!!」


「うわああ!」


私があまりに大きな声で叫んだから、二人一緒に道の上にこけてしまった。


「あ、あ、あ・・・」


「いてて・・・なんだよお前。助けてやったのに人の顔見た途端、叫びやがって」


怒っている彼を見ながら、ふとあることに気付いた。


「ぉ、おんなじ学校・・・」


「ああ``」


明らかに怒っている彼は私をギロリと睨んだ。


私が今知っている彼の情報は


おんなじ学校だということ。


そこらへんの芸能人よりも整っている顔=イケメン。


イケメン・・・イケメン


「・・・ごめんなさい・・・ごめんなさい!!」


無理だ、まだ無理だ。


やっぱり、無理。


私は手の震えを抑えながら、家まで走って帰った。


< 5 / 7 >

この作品をシェア

pagetop