【完】 Squall ~いくつもの恋をして~
翌週、みやちに報告すべくルンルン気分で出勤をした。
朝のあいさつの後の冷たさも気にならないわけではないけど
もう慣れた。
悲しくないかといえば泣きたいぐらい悲しいけれど
要するに嫌われたんだと思えば何となく諦めもつく。
仕事に関することは、笑顔はなくとも指示はしてくれる。
これが普通だと思えばいいんだと言い聞かせる。
いやきっと普通だ。
だけど勝手に恋するのは私の自由。
何れはボストンへ帰りたい。
いや帰る。
別れる事がわかっていて日本で恋人を作る気もならなかったし
日本に残りたいと思う人に出会わなかったというのも否定しない。
だから、自分が恋するだけで幸せに感じたいと思う。
笑顔のひとつで報われるのに
それすら儚く砕けちった夏…。