【完】 Squall  ~いくつもの恋をして~




翌週、みやちに報告すべくルンルン気分で出勤をした。


朝のあいさつの後の冷たさも気にならないわけではないけど


もう慣れた。




悲しくないかといえば泣きたいぐらい悲しいけれど


要するに嫌われたんだと思えば何となく諦めもつく。




仕事に関することは、笑顔はなくとも指示はしてくれる。


これが普通だと思えばいいんだと言い聞かせる。


いやきっと普通だ。




だけど勝手に恋するのは私の自由。



何れはボストンへ帰りたい。


いや帰る。



別れる事がわかっていて日本で恋人を作る気もならなかったし


日本に残りたいと思う人に出会わなかったというのも否定しない。


だから、自分が恋するだけで幸せに感じたいと思う。




笑顔のひとつで報われるのに



それすら儚く砕けちった夏…。















< 221 / 453 >

この作品をシェア

pagetop