【完】 Squall  ~いくつもの恋をして~



次に零れた涙をまた指先で拭ってくれると


耳にそっとキスをおとし


約束がキャンセルした土曜の話しから始まった。


「大学時代の友人に逢うって言ったよな?」



課長の言葉に私は頷いた。



とても優しい声色だった。



「LeonとAamanda…フィアンセなんだよ」


耳に届いた言葉に私の瞳は再び驚きで大きく開く。


フィアンセのいる人と?


また涙がポロリと零れ


今度は唇でそっと吸い取られた。


Leonさんには数年ぶりAmandaさんには大学を卒業してから一度も逢っていなかった。



「はやる気持ちを抑えることが出来なかったんだ」


言ったあと思いだしたのかフッと小さな笑い声。



LeonさんはSoulで仕事をしAmandaさんはワシントン。


3年の遠距離恋愛を続けてのゴールインが決まりソウルで暮らす事になったそうだ。



AmandaさんはLeonさんの友人や会社の人たちへの挨拶の為にソウルを訪れた。



ここまで来たなら日本にいる2人に逢っていこうと即決での行動。


課長とkennyが頻繁に会っている話しはメールで伝えていたから


課長たちと同じように気持ちを高ぶらせ


再会は激しいテンションだったとまた小さく笑う。







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